不燃木材事業

白華現象をほぼ解消。白華レス不燃木材「ハツカレス」

白華レス不燃木材「ハツカレス」

不燃木材の持つ過剰な吸湿性をコントロールして、白華現象をほぼ解消。サカワでは、特殊リン酸系薬剤を使った不燃木材、準不燃木材「ハツカレス」を製造しています。

国土交通大臣 不燃材料認定番号NM-1050

国土交通大臣 準不燃材料認定番号QM-0370

白華レス不燃木材「ハツカレス」

白華レス不燃木材「ハツカレス」とは

不燃木材の薬液に含まれるリン酸は水分子との親和性が高く、経年によって空気中の水分子と結合して表面に浮き出てきます。これが白華現象です。ハツカレスの薬液にはリン酸グアニジンが含まれており、リン酸はグアニジンと結合することで水分子からのアタックを防御することができるため白華に至りません。

白華レス不燃木材「ハツカレス」

白華レス不燃木材「ハツカレス」

一般的な不燃木材

一般的な不燃木材

一般的な不燃木材は、経年につれ過剰な吸湿性によって溶け出した薬剤が固まり、白華現象として表出してしまいますが、特殊リン酸系薬剤を使用しているハツカレスは、耐候試験を行った結果、白華現象がほぼ解消されているという結果が得られました。

白華レス不燃木材「ハツカレス」

白華レス不燃木材「ハツカレス」
1年経過した様子

一般的な不燃木材

一般的な不燃木材
4ヶ月経過した様子

釘・ボルトを錆びさせない中性域の薬剤

通常、不燃木材・準不燃木材は不燃処理時に酸性の薬剤を使用するため、釘・ボルト等の金属類の多くを腐食させます。

しかし、ハツカレスは使用する薬剤を中性域にすることによって、施工時の接合金物を腐食を抑えることに成功しました。

施工後の強度や剛性に関する心配もありません。

釘・ボルトを錆びさせない中性域の薬剤
安全性・VOCについて

安全性・VOCについて

サカワのハツカレスは、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやトルエン・キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)を一切使用しておりませんので、安心してお使いいただけます。

国土交通大臣の不燃材料認定試験でガス有毒試験にも合格しています。

薬剤処理から加工まで自社工場にて一貫製造

サカワでは、国土交通省認定の不燃木材・準不燃木材を、「薬剤処理」「乾燥」「品質検査」「試験」そして 「加工」まで、すべて自社工場での一貫製造を行っています。

乾燥まで終わった材料は、品質管理機での検査・コーンカロリーメータによる燃焼試験を行い、確実に不燃処理が行われたことを確認します。

認定申請試験で使用する同環境で試験を行うことで、徹底した品質管理に努めています。

薬剤処理から加工まで自社工場にて一貫製造

不燃木材とは ~火に強い木材、不燃木材~

不燃木材とは、可燃物である木材に難燃薬剤を注入させた「燃え難い木材」のことです。
次の3つの要件が守られているものが、国土交通大臣に不燃材料として認定されています。

  • 1.一定時間以上燃焼しないものであること
  • 2.防火上有害な変形、融解、亀裂、その他損傷を生じないものであること
  • 3.避難上有害な煙またはガスが発生しないものであること

この3つの要件に加えて、耐久性に応じて「不燃・準不燃・難燃」の3つの種類があります。
サカワでは、3つの種類すべての不燃材料(不燃合板・不燃板材)を製造・販売しています。

基準 難燃材料 準不燃材料 不燃材料
時間 5分 10分 20分
総発熱量 8MJ/平方メートル以下

不燃事業への取り組みにあたって

「木を使うこと」で、森林循環が生まれます
2010年に公共建築物木材利用促進法が施工されました。この背景には、戦後日本が、植林してきた杉・桧を中心とする人工森林資源が、現在利用に適した充実期時期を迎えていることがあります。

木材は、再生可能な資源です。人工林において適切な森林管理を行い、木材の生長を促すことで、再生され続け、継続的に利用していくことができます。現代においては、木材を積極的に利用して、適切なボリュームを保ち循環させることが必要不可欠となってきています。つまり「木を使うこと」が美しい山林を保つことにつながります。
不燃木材の可能性
その一方で建築に木材を利用することには大きな課題もあります。それは、火災時のリスクの大きさです。建築基準法では、木造で建築するためには、地域・規模・用途に応じて火災に対する措置を施すことが定められています。具体的には、構造によって火事延焼を防ぐ「耐火構造」のほか、内装材に関する規定(内装制限)があります。

しかしながら、木材の持つ独特の美しさや温かみ、質感は、建材として大きな魅力です。
高い断熱性や調湿作用は言うまでもありません。

不燃・準不燃木材を開発・製造することで、これまで法的な規制により利用が制限されていた「木材」が、
公共建築物や医療・福祉機関、高層マンション、店舗、住宅等で安全に、安心して使えるようになります。

サカワでは、不燃木材事業を通じて、木造建築の可能性を広げることで、地域の山林を守り・育て、
豊かな自然環境を次の世代に受け継いでいきたいと考えています。

街のさまざまな建物が「木造」になることで、森林循環が生まれます